イラレでA4サイズのチラシ(フライヤー)を作る
ということを例にして、作業工程を紹介していこうと思います。

まずはこちら↑↑↑の画像(画像クリックで拡大)。
A4サイズのチラシをイラレで作る準備が、完了した状態(´ω`)!
とりあえず手順を紹介。詳しい説明は後述で。
あ!トリムマーク = トンボ ね!一応前置きとして!
● 新規作成で B4サイズ のドキュメントを作る
● ファイル → 保存
● 長方形ツール で3つの長方形を作る。
・横216mm×縦303mm
・横210mm×縦297mm ← ※この長方形の線の色は無し(線幅 0)で!
・横190mm×縦277mm
● アートボードに整列 で、3つの長方形をドキュメントの中央で重ねる。
● 横210mm×縦297mm の長方形だけを選択して、
オブジェクト → トリムマークの作成
※「効果」の中にある「トリムマーク」は使用しないこと!!
● レイヤー名を トリムマーク に変更
● 新規レイヤー(レイヤー名:ガイド)を作成
● 3つの長方形すべてを選択して
・編集 → カット
・新しく作成されたレイヤーを選択して
編集 → 前面へペースト
● 3つの長方形をすべて選択した状態のまま
表示 → ガイド → ガイドを作成
● 新規レイヤー(レイヤー名:本文)を作成
● トリムマーク、ガイド の レイヤーをロック
● ファイル → 保存
…と、ここまでやったら、
最初の準備完了画像の状態に、なっているはず。
以下、各工程の補足説明(´ω`)。
● 新規作成で B4サイズ のドキュメントを作る
新規作成するとまず、色んなサイズの候補が出てきますが。
今回は A4サイズのチラシ を作るので B4ドキュメント を選んびました(´ω`)。
作りたいものの完成サイズより、ひとつ大きいサイズを選びます。
ひとつ大きいサイズなのでA3を選んでも構わないのです。
まあ皆さんコピー機やプリンタを使うと思うので把握済みだと思いますが
はがき < B6 < A5 < B5 < A4 < B4 < A3 < B3
ですね(´ω`)。
なぜ ひと回り大きいサイズ でドキュメントを作成するのか。
ここで選んだドキュメントのサイズっていうのは
新規作成したときに最初から表示されている 四角のサイズ のこと。

この 赤いやじるし の指してる黒い線の四角ね(´ω`)。
本来なら完成サイズと同じでも構わないのですが
たまに事故が起きるんです。

このあと作成する トリムマーク がこの画像の右側のように 四角の外側 にあると
異なる制作環境で開いたときに トリムマークが消えてしまう ことがあります。

そうすると、自分は左のつもりで作っていても
右のような状態のデータになってしまうのです。
トリムマークも塗り足しも無い(°-°)!!!!
っていう、事故データになります。
必要なものは、全部ドキュメント内におさめましょう(´ω`)。
●3つの長方形と、ガイドと、トリムマーク
ドキュメント作ったら、次に 3つのサイズの長方形 を作りました。
この長方形を使って、トリムマーク と ガイド を作ります。
色々細かく書くけど、まずはこれだけは絶対守ってください。
イラストレータでトリムマーク(トンボ)を作るときのお約束です。
「効果」の中の「トリムマーク」は
存在しない機能だと思ってください!
「オブジェクト」の中の
「トリムマーク」を選択してください!
理由はもう考えなくていいです。
効果の中のトリムマーク機能を使って作ると、誰かが涙を流すかもしれません。
それだけは覚えておいてください。゚(゚´Д`゚)゜。
★それぞれの長方形の役割(A4サイズの場合)
・横216mm×縦303mm:塗り足しの範囲
(A4以外のサイズの場合、は仕上がりサイズに、縦横それぞれ6mmずつプラス)
・横210mm×縦297mm:用紙サイズ(A4サイズ)
・横190mm×縦277mm:情報を記載する範囲(これはお好みのサイズで)
それぞれのサイズの理由は、こちら↓の画像を見ていただければ(´ω`)。

ガイドは必要なのか、って訊かれたら。
無いとつらいよ(´ω`)?
って答えますわね(´ω`)。。。
ちなみに、ガイド無し、トリムマークだけの状態がこちら↓

こんな真っ白な画面眺めてたら、頭の中も真っ白になるべ(´ω`)。。。
この状態の画面でも問題なーい、って人は、
トリムマークを作成するために使う 用紙サイズの長方形 だけ作ればOK(´ω`)。
● レイヤーについて
手順通りに作業したら レイヤーが3つ出来ている はず(´ω`)。
(レイヤーが見当たらない人はツールバー「ウィンドウ → レイヤー」にチェック)
ここで作った トリムマーク と ガイド は、絶対に動かしたら駄目(´ω`)。
なので、レイヤーを分けて、それぞれにロックをかけます。
手順では「本文」という名前のレイヤーを追加で作りましたが。
「背景」のレイヤーや「画像」だけを配置するためのレイヤーなど。
作っていく途中でどんどん レイヤーは増えていきます。
何枚ものレイヤーを重ねて重ねて、データを作っていくわけです。
というところで…レイヤーについてです。
これ、説明するのが難しいんですよ。。。
多分、別途解説記事を作る必要があるやつ…。
以前「バンドマンのためのDTP講座」的なものをやった時。
DTMに馴染みのある人だったため
「(レイヤーは)パートごとにトラックで分けるのと一緒だよ!」
「トリムマークはメトロノームだよ!」
「ガイドはリズムパートだよ!」
…っていう説明で、理解していただきました。
あと、世代が近い人だと「アニメのセル画」を例に出すと
大体理解してもらえます。
DTMに縁のない方、セル画を知らない世代の方。
ごめんなさいもうちょっと時間ください。
うまい説明考えます。゚(゚´Д`゚)゜。
とにかく、レイヤー使って一番やりたいことは
動かしたくないものがあるから、階層変えてロックかける。
です(´ω`)←